こんにちは、管理人です。
私の投資の軸は、「全世界株式(通称:オルカン)」の積み立てです。新NISAでも「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方でオルカンを主軸に据える方針は変わりません。これが資産形成の「守り」として最も健全な選択だと考えているからです。
しかし、私は投資を「資産形成」であると同時に、社会の動きを知る「楽しみ」としても捉えています。そのため、オルカンという強固な土台の上に、自分の意思を反映させた「チャレンジ」のパーツとして「業種別ETF」を取り入れています。
今回は、なぜ私が個別銘柄ではなく「業種別ETF」を選んでいるのか、その理由と具体的な活用法をお話しします。
「国策」と「個別リスク」のジレンマ
現在、日本の経済政策(高市政権が掲げる「日本成長戦略会議」)では、AI・半導体、量子、防衛、フードテックなど『重点投資対象17分野』への官民投資が加速しています。また、日銀の金利政策変更に伴う「金利上昇」も、今の日本市場における大きなテーマです。
こうした「国策」の流れを見て、「銀行株を買いたい」「商社株に投資したい」と考えるのは投資の醍醐味ですよね。しかし、ここで大きな壁にぶつかります。
1. 個別銘柄のリスク:どんな優良企業でも、不祥事や予期せぬ業績悪化といった「個別リスク」をゼロにはできません。
2. 資金の壁:リスク分散のために複数の銀行や商社を買い揃えようとすると、まとまった資金が必要になります。
そこで私が活用しているのが、ETF(上場投資信託)です。
業種別ETF:少額から「業界まるごと」を保有する
ETF(Exchange Traded Fund)は、証券取引所に上場している投資信託です。日経平均やTOPIXといった指数に連動するため、1つ買うだけでその指数に含まれる複数の企業に分散投資したのと同じ効果が得られます。
特に「業種別ETF」を使えば、特定の業界を「パッケージ買い」できます。個別株にはない信託報酬(0.209%〜0.352%程度)はかかりますが、それ以上に「少ない資金でリスクを抑えつつ、業界全体の成長を享受できる」メリットの方が大きいと私は判断しています。
管理人が実際に保有している「NF・銀行業(1615)」以外に、今注目している2つのETFを紹介します。
1. NF・商社・卸売(1629)
日本を代表する「総合商社」をまるごと保有できるETFです。三菱商事や三井物産といった、1単元の購入額が高い銘柄も、これなら手軽にポートフォリオに組み込めます。
・組入上位銘柄(2026/1/30時点):
8058 三菱商事 (21.4%)
8031 三井物産 (19.0%)
8001 伊藤忠商事 (17.3%)
8002 丸紅 (10.2%)
8053 住友商事 (9.8%)
8015 豊田通商 (4.4%) ほか
・価格(2026/2/27時点): 146,800円 / 一口
2. NF・金融(1632)
銀行以外の金融セクター(保険、証券、その他金融)をカバーします。損保大手や東京海上などを一括で保有したい場合に適しています。
・組入上位銘柄(2026/1/30時点):
8766 東京海上HD (21.8%)
8591 オリックス (10.7%)
8750 第一生命HD (9.8%)
8630 SOMPO HD (9.8%)
8725 MS&ADインシュアランス (9.1%) ほか
・価格(2026/2/27時点): 38,870円 / 一口
〇まとめ:オルカンに「自分なりのスパイス」を
「オルカンを補完したい、でも個別株は怖いし資金も足りない」
そんな方にとって、業種別ETFは非常に使い勝手の良いツールです。信託報酬というコストを払ってでも、「業種指数に連動したパッケージ」を市場でリアルタイムに売買できる価値は大きいと感じています。
まずは自分の興味のある業界や、ニュースで話題のセクターからチェックしてみてはいかがでしょうか。
【ご留意事項】
本記事は投資体験や個人的な見解を共有するものであり、特定の金融商品の売買を勧誘するものではありません。投資には価格変動リスクや元本割れのリスクを伴います。最終的な決定はご自身の判断と責任で行ってください。