こんにちは、管理人です。 私は趣味の範囲で日本株の個別銘柄にも投資していますが、近年の日本市場はまさに激動。利益が出る銘柄もあれば、思わぬ損失を抱える銘柄もあり、含み損が増えるとやはり心がザワつくものです。
投資のプロであっても、感情を完全に排除するのは難しいこと。だからこそ、私は過去の経験と「行動ファイナンス(投資家心理の科学)」に基づいた5つのルールを自分に課しています。
今回は、市場の乱高下に振り回されず、長く投資を楽しむためのメンタル管理術をご紹介します。
1.「難平(ナンピン)」の罠に陥らない
含み損が出ると、平均購入単価を下げようと買い増ししたくなります。しかし、これは投資額とリスクを同時に膨らませる危険な行為です。
・ポイント: 単価を下げることよりも、その銘柄への「集中リスク」が許容範囲を超えていないかを冷静に判断しましょう。
2.「夜ぐっすり眠れる」投資額を守る
想定外の暴落が起きても、日常生活に支障が出ない「維持可能な投資額」を選ぶことが大切です。
・ポイント: ストレスで仕事や家事が手につかなくなるなら、それはリスクを取りすぎているサイン。自分の「リスク許容度」を過信しないことが重要です。
3. 好調な時こそ「ブレーキ」をかける
相場が良い時は、自分の実力だと勘違いして投資額を増やしがちです。しかし、「強気相場は悲観の中に生まれ、歓喜の中で消える」もの。
・ポイント: 利益が出ている時こそ、投資額を一定に保つ自制心が、後の反落時のダメージを最小限に抑えてくれます。
4.「損失挽回」の焦りは禁物
大きな損失を出した後に投資額を縮小すると、元の資産額に戻すには途方もない時間とエネルギーが必要です。
・ポイント: 負けを取り戻そうと無理な勝負に出ると、さらなる泥沼にハマることも。「負けを認める勇気」と「時間を味方につける根気」が、結果として近道になります。
5.「買値」を忘れる(ゼロベース思考)
その銘柄を「持ち続けるか、売るか」迷った時、いくらで買ったかは関係ありません。「もし今、現金を持っていたら、この価格でその株を買いたいか?」と自分に問いかけてみてください。
・ポイント: 過去の取引結果(取得価格)に縛られる「サンクコスト(埋没費用)」の呪縛を解くことが、正しい意思決定への第一歩です。
〇最後に: 投資を「一生の楽しみ」にするために
これらの注意点は、心理学と経済学を融合させた「行動ファイナンス」で証明されている、人間が陥りやすい「思考のクセ」への対策です。
私が個別株投資を続けているのは、資産形成のためだけではなく、市場を通じて社会との繋がりを感じ、知的な楽しみを生涯持ち続けたいと考えているからです。
感情に振り回されず、理論に基づいた「自分なりの規律」を持つこと。それが、荒れた相場でも自分らしく投資を続けていくための、最強の武器になると信じています。
『行動ファイナンス』
ヨアヒム・ゴールドベルグ/リュディガー・フォン・ニーチュ著 ダイヤモンド社