管理人は、株式市場への興味と楽しみを生涯持ち続けられるよう、日本の個別株投資を続けています。日々、日本経済新聞などのニュースをチェックしていますが、本日、非常に興味深い記事を目にしました。
それは『個人の国債購入 ネット経由急増』というトピックです。
ネット証券の躍進と、対面証券の「次なる一手」
記事によると、2025年7~12月の個人向け国債販売額において、ネット証券が約1,500億円と、5年前の同時期に比べ約5倍に急増。大手対面証券に迫る勢いを見せているとのことです。
一方で、大手対面証券では個人向け国債の販売が減少傾向にあります。その代わりに、外債や社債といった「より高利回りな商品」へのシフトが進んでいるという現状が紹介されていました。
「高利回り」という言葉の裏にある、販売サイドの論理
元来、対面証券にとって個人向け国債は、投資の「入り口」として利用されてきた経緯があります。まずは低リスクな国債で口座を開設してもらい、そこから株式や投資信託への移行を促す……という流れです。
しかし今、彼らが外債や社債の提案を強めている背景には、より切実な「思惑」が見え隠れします。
・リスクの非対称性: 外債や社債には為替リスクや信用リスクが伴います。資産形成層の投資家にとってはリスクが大きすぎる場合もありますが、販売サイドにとっては「高い販売手数料」が見込めるメリットがあります。
・ご都合主義への警戒: ネット証券で国債購入が増えるのは、投資家が「コストとリスク」を正しく判断している証左と言えます。対照的に、より複雑で手数料の高い商品へ誘導しようとする対面証券の姿勢には、注意が必要です。
私たちが守るべき「投資の規律」
私たち個人投資家は、華やかなキャンペーンや「高利回り」という甘い言葉の裏にある、販売サイドの意図を冷静に見極めなければなりません。
周囲の情報に振り回されず、以下の「王道」を継続することが、結局は一番の近道となります。
まとめ:迷った時の「自分軸」
1. 攻めの資産: NISA・iDeCoを活用し、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のような低コストなインデックスファンドをコツコツ積立。
2. 守りの資産: リスクを取りたくない資金は、元本割れのない「個人向け国債(変動10年)」で運用。
3. 継続の力: 自分のリスク許容度(いくらまでなら損に耐えられるか)に合わせた比率を維持し、何があっても株式市場に居続けること。
「売る側が売りたいもの」ではなく、「自分が持つべきもの」を基準に、賢い投資を続けていきましょう。