コア・サテライト戦略の甘い罠:なぜ「サテライト」は不要なのか

沿って | 2026年1月5日
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投資の世界でよく耳にする「コア・サテライト戦略」。 資産の大部分(コア)をインデックス運用で守り、一部(サテライト)でアクティブファンドや個別株を組み合わせてプラスアルファの収益を狙うという手法です。
新NISAの普及に伴い、多くのFPが「つみたて投資枠はコア、成長投資枠はサテライト」と助言しているのを目にしますが、私はこの風潮に強い違和感を抱いています。

インデックスが「最善」なら、それ以外を混ぜる必要はない
そもそも、なぜ「コア」にインデックスファンドを選ぶのでしょうか? それは、コスト・分散・平均収益率の観点から、それが投資として「最善の選択」であると判断したからに他なりません。
であれば、わざわざ「サテライト」と称して、統計的にインデックスに勝てる見込みの低いアクティブファンドや、リスクの偏る個別株を組み合わせる必要がどこにあるのでしょうか。

 ・コア: 最善の選択(インデックス)
 ・サテライト: 最善ではない選択(アクティブ・個別株)

この二つを組み合わせることは、せっかくの「最善のポートフォリオ」を自ら薄め、期待値を下げていることに他なりません。

私のNISA戦略:合理性を追求した「一本足」
私は現在、新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方において、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のみを選定しています。
枠の名称が分かれているからといって、投資対象まで分ける必要はありません。最も合理的だと信じる商品を、最大限の枠で保有し続ける。これが、故・山崎元氏の著書から学んだ「投資の正解」に対する私なりの答えです。

「投資」と「楽しみ」を混同しない
もちろん、私自身も日本の個別銘柄を保有しています。しかし、それは資産形成のための「投資」ではなく、あくまで趣味や楽しみの範囲です。
もっともらしい「分散の理論」や「プロのアドバイス」こそ、一度疑ってみる必要があります。「サテライト」という言葉の響きに惑わされず、何が自分にとって真に合理的なのかを見極める目を持つことが大切です。

著者: こみや

1959年生まれ。雇用延長で働く、しがないサラリーマンを66歳で卒業。 これから人生後半・第4コーナーに突入です。

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