【20年前から不変】故・山崎元氏が暴く「初心者向け金融商品」の罠|山崎流・投資のレッスン#02

沿って | 2026年7月31日
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こんにちは、管理人の「こみや」です。

新NISAの普及もあり、資産形成に関する本や情報が溢れる今日この頃ですが、私は最近、改めて過去に読んだ故・山崎元氏の名著を読み返しています。

・書名: 『お金をふやす本当の常識 シンプルで正しい30のルール』
・著者: 山崎 元
・出版社: 日本経済新聞社(2005年10月1日発行)

今から約20年も前に発行された本ですが、書かれている内容は今なお色褪せない「時間を超越した真理」ばかり。まさに投資のバイブルです。

時代を超えて響く「30のルール」一覧
本書で提示されている30のルールは、現代の投資家にとっても強力な指針になります。

・ルール1: 分からない運用商品には手を出さない!
・ルール2: 初心者向けの金融商品などない!(★今回のテーマ)
・ルール3: 「マネーのホームドクター」を疑え!
・ルール4: お金について自分が他人と違うことを認めよう!
・ルール5: 若いうちは「稼ぐ能力」を鍛えよう!
・ルール6: リアルかつシンプルに家計を分析しよう!
・ルール7: 使用目的別の運用はムダ!
・ルール8: ギャンブル依存症について知っておこう!
・ルール9: 投資のリスクを見積もるくせをつけよう!
・ルール10: 長期投資でもリスクは減らない!
・ルール11: 資産配分を決める簡単な方法を覚えよう!
・ルール12: ドルコスト平均法を信じすぎるな!
・ルール13: デフレ・インフレと投資法を正しく理解!
・ルール14: 経済パニック論の真意を見抜け!
・ルール15: ベンチマークが分かると運用が分かる!
・ルール16: 株価指数を知りパッシブ運用に注意しよう!
・ルール17: 外貨投資は立派な"投機"です!
・ルール18: 不動産の投資価格を適正化しよう!
・ルール19: 生命保険はできるだけ節約しよう!
・ルール20: 新種の投資商品はお金の流れとコストに注目!
・ルール21: 返済に勝る運用なし!
・ルール22: コストは"確実な"マイナスだ!
・ルール23: まずリスク、次にコストのチェックを!
・ルール24: 投資に必勝法はない!
・ルール25: テクニカル分析は役に立たない!
・ルール26: 売買は合理的に!
・ルール27: あなたとプロの条件は五分五分!
・ルール28: 株は予想の変化とPERの二つでOK!
・ルール29: ポートフォリオは三銘柄から徐々に育てる!
・ルール30: 投資の理論を敵に回さない!

今回の深掘り:ルール2「初心者向けの金融商品などない!」
「投資を始めたいけれど、初心者向けの優しい商品はありませんか?」

金融機関の窓口やネット検索でよく見かけるこの質問に対し、山崎氏は即座に一蹴します。そもそも「初心者向け金融商品」という概念自体が、売り手側が作り出したフィクション(幻想)に過ぎないからです。

1.「一見親切」に見える商品の正体
初心者向けとしてよくおすすめされる商品には、以下のようなものがあります。
・バランス型ファンド: 株式と債券などを1つのファンドにまとめたもの
・ターゲットイヤー・ファンド: 年代に合わせて自動で資産配分(リスク)を変更してくれるもの
・ロボアドバイザー: AIが全自動でポートフォリオを組んで運用してくれるサービス

一見すると、「手間がかからず安心」「初心者でもおまかせできる魔法の商品」に思えますよね。

2. なぜこれらを選んではいけないのか?
山崎氏がこれらを推奨しない理由は非常に明確です。
1. リスク構造が複雑化し、中身の把握が困難になる
2. 間接的なコスト(手数料)が膨らみ、リターンを削り取る


「初心者だから」と手を出した結果、かえって構造が複雑で高コストな商品を掴まされるという本末転倒な事態に陥ってしまうのです。

3. 山崎流・本当のリスク調整法
では、初心者がリスクを抑えたい時はどうすればよいのでしょうか?

答えは至ってシンプルです。「商品選び」でリスクを下げるのではなく、「投資する金額(量)」で調整するのです。

【山崎流・リスクコントロールの黄金律】
複雑なバランス型商品を買う必要はありません。「最安コストの株式インデックスファンド」に投資する金額を減らし、残りを「無リスク資産(個人向け国債や現金)」で持てば、誰でも確実に、かつ最安コストで自分のリスク許容度に合わせた調整が可能です。

〇まとめ:答えは常にシンプル
投資の王道に、初心者用・上級者用の区別はありません。
1.「全世界の株式市場」に、最低水準のコスト(信託報酬)で投資する
2. 自分のリスク許容度に合わせて「投資金額(無リスク資産との比率)」を調整する


iDeCoであれNISAであれ、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に代表されるような低コストで広く分散されたインデックスファンドを毎月コツコツ積み立て、あとは放置する。これ以上の合理的かつ強力な投資戦略は存在しません。

迷ったときほど「シンプルで正しいルール」に立ち返りたいものですね。

◎ お薦めの書籍

『お金をふやす本当の常識 シンプルで正しい30のルール』 山崎元著 日本経済新聞社

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【関連記事】
山崎流・投資のレッスについて、過去の記事でも解説しています。ぜひあわせてお読みください。

👉20年前の本なのに今も普遍!故・山崎元氏の教えと「ほったらかし+大人のお楽しみ投資」(2026年7月28日公開記事)

【ご留意事項】
本記事は管理人の投資体験、および分析プロセスを共有するものであり、特定の投資商品や売買を勧誘・推奨するものではありません。実際の投資判断は、必ずご自身の責任において行われますようお願い申し上げます。

著者: こみや

1959年生まれ。雇用延長で働く、しがないサラリーマンを66歳で卒業。 これから人生後半・第4コーナーに突入です。

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