管理人は、株式市場への興味と楽しみを生涯持ち続けられるよう、日本の個別株投資を続けています。日々、日本経済新聞などのニュースをチェックしていますが、先日気になる記事を目にしました。
それは『“対米投資、政策銘柄に買い” 第1弾決定 人工ダイヤ関連は明暗』という記事です。そこには、関連銘柄の「暴落率」が淡々と掲載されていました。これは、株式市場で幾度となく繰り返されてきた光景です。
「期待」と「現実」のギャップ
直近でも、象徴的な出来事がありました。
2月1日、探査船「ちきゅう」が南鳥島沖で、世界初となる水深約5,600mからのレアアース採泥に成功したというニュースです。
これを受け、主要関連銘柄である東洋エンジニアリング(6330)の株価は一時、期待感から最高潮に達しました。しかし、2月12日の第3四半期決算で大幅な減収減益が発表されると、株価は一転して急落。市場の熱狂は一気に冷め込んでしまいました。
こうした事象を見て思うのは、「テーマそのものの魅力」と「投資のタイミング」は別物であるということです。
「6か月先」を読む株価と、「数年先」の業績
一般的に「株価は業績を6か月ほど先行して織り込む」と言われます。
確かにテーマ性は株価に追い風となりますが、その事業が実際に利益を生み、企業の業績に寄与するまでには数年以上を要することも珍しくありません。
業績に寄与する「時期」と「規模」を冷静に見通せば、ニュース直後の急騰局面での購入は、多くの場合で「時期尚早」と言わざるを得ないでしょう。
新聞などのニュースから、他の投資家を出し抜いてα(アルファ:超過収益)
を見つけることは、プロがひしめく市場では至難の業です。
私のルール:「国策は買い」のその先へ
管理人は、投資の世界で長く語り継がれる「国策は買い」という格言自体は信じています。しかし、盲目的に飛びつくことはしません。
10年、20年先も笑顔で投資を続けていくために、以下のルールを自分に課しています。
・時期と規模の精査: そのテーマがいつ、どれくらいの利益を会社にもたらすか?
・割安性の確認(PER評価): 現状の株価が、期待感だけで過剰に膨らんでいないか?
「話題のテーマ」というスパイスを楽しみつつも、メインディッシュである「企業の稼ぐ力」を冷静に見極める。このバランスこそが、長く市場に居続けるための秘訣だと考えています。