新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)で、管理人が毎月コツコツと積み立てている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」。 改めて最新の運用レポートをチェックし、その中身を深掘りしてみました。
本ファンドは「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとしており、国・地域別の構成比率は以下の通りとなっています。
組入上位10ヵ国・地域(2025年12月30日現在)
1.アメリカ: 63.4%
2.日本: 4.8%
3.イギリス: 3.2%
4.カナダ: 3.0%
5.フランス: 2.3%
6.台湾: 2.2%
7.スイス: 2.1%
8.ドイツ: 2.1%
9.ケイマン諸島: 1.8%
10.インド: 1.6%
「全世界」という名前の「米国株メイン」ファンド?
米国の株式市場が堅調なこともあり、米国1国で63.4%を占めています。ネット上の掲示板などでは「S&P500とオルカン、どちらが優位か」という議論が絶えませんが、実態を見れば、オルカンのリターンの大半は米国市場に依存しているのが現状です。
「全世界に分散しているはずなのに、これほど米国に偏っていて大丈夫か?」と不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、視点を変えれば、「全世界株式を持ちながら、米国の力強い成長を十分に享受できている」とも言えます。私自身、この構成を見れば、あえて別途S&P500を追加で購入する必要性は低いと感じています。
◎隠れた主役「FANG+」の存在感
さらに一歩踏み込んで、オルカンの中に占める「FANG+(米国を代表するテック大手10銘柄)」の比率を調べてみたところ、驚くべき結果が見えてきました。
現在の時価総額ベースで推計すると、オルカンにおけるFANG+銘柄の合計比率は、約20.4%〜25.7%(2026年1月時点)にも達しています。
つまり、オルカンに投資しているだけで、資産の約4分の1近くは「FANG+」の10銘柄に投資している計算になります。これだけの比率があれば、わざわざリスクを取って「FANG+」や「NASDAQ100」に特化したファンドを個別に選ばなくても、十分にその恩恵を受けていると言えるのではないでしょうか。
〇管理人の投資スタンス:理解した上で「淡々と」
今回のチェックで再認識したのは、「オルカンを保有することは、米国、特に超大型ハイテク株の影響を強く受けることと同義である」という事実です。
市場が好調な時は良いですが、ハイテク株が冷え込めばオルカンも相応のダメージを受けます。しかし、それこそが今の「世界の時価総額」のリアルな姿です。
管理人はこの構造を正しく理解した上で、たとえ今後世界市場が大きく揺れ動いたとしても、一喜一憂することなく「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を淡々と積み立てていく計画です。
参考:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)