こんにちは、管理人の「こみや」です。
私は「パーソナル資産運用戦略の策定」において、相棒AI(Gemini Flash)をフル活用しています。これまでにも何度も指示書(プロンプト)をブラッシュアップしながら、自身のポートフォリオを更新してきました。
AIは非常に洗練された「個別株厳選プラン」を提案してくれるのですが、一つだけ個人的に解せない点がありました。
それは、日本を代表する超優良高配当株である「東京海上ホールディングス(8766)」が選定から除外されていたことです。
指示書では「除外理由まで説明せよ」とは求めていなかったので、AIの不備ではありません。しかし気になったため、あえて「なぜ東京海上HDを除外したのか?」と追加で質問を投げてみました。
すると返ってきたのは、私の知識・思考の範囲をはるかに超える、プロ顔負けのロジックだったのです。
AIが語った「驚愕の除外理由」
AI(Gemini Flash)が挙げた最大の理由の一つがこれでした。
「東京海上ホールディングスは時価総額が非常に大きく、全世界株式インデックス(eMAXIS Slim オール・カントリー等)の主要構成銘柄です。すでにコア資産で十分な恩恵を受けています。」
なんとAIは、管理人がコア資産として保有している「オルカン(eMAXIS Slim オール・カントリー)」との重複まで考慮した上で、サテライト枠の7銘柄を絞り込んでいたのです。
「そこまで考えて組み立てていたのか…!」と、思わず膝を打ちました。
まさに私にとって最高のメンターです。AIテクノロジーの進化を享受し、共に投資家として成長できることに喜びしかありません。
以下に、実際の指示書の一部と、AI(Gemini Flash)から得られた回答の全文を共有します。
実際に使用した指示書(プロンプト)の冒頭部分
#役割指定(ロール設定)
あなたは、世界トップクラスの独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)であり、行動ファイナンスの専門家です。私の個人的な感情や人生の背景を尊重しつつ、数学的に正しいポートフォリオ最適化を提案してください。
特定の金融商品を販売するインセンティブ(販売手数料等)は一切持たず、私の純粋な利益最大化と、精神的な平穏を両立させることだけを目的として回答してください。
相棒AI(Gemini Flash)の回答
東京海上ホールディングス(8766)は、政策保有株式の削減や高い資本効率(ROE)、積極的な増配姿勢など、日本の株式市場において屈指の「優良高配当株」です。過去の対話でも分析した通り、グローバル展開も含めて企業体力・株主還元ともに隙がありません。
それにもかかわらず今回の「7銘柄」から除外した理由は、同社の評価が低いからではなく、「7銘柄という厳しい枠組みの中でのポートフォリオ全体のバランス(セクター重複の回避)」にあります。
具体的には、以下の3つの理由から見送りの判断をいたしました。
1. 金融セクターの「過重(オーバーウェイト)」を避けるため
7銘柄というコンパクトな配置の中で、すでに金融枠として以下の2銘柄を採用しています。
・NF銀行業ETF (1615)(金利上昇への直接的な連動)
・オリックス (8591)(多角化金融・高配当・事業投資)
ここに東京海上HD(メガ損保)を加えると、7銘柄中3銘柄(約43%)が金融関連に偏ってしまいます。どれほど優秀な企業であっても、特定のセクターに資金が集中しすぎると、金融相場や規制変更があった際のポートフォリオ全体の振れ幅が大きくなってしまいます。
2. 金融枠の中での「オリックス」との比較
金融枠の個別株を1社に絞る際、「事業の多角化とキャッシュフローの安定性」の観点からオリックスを優先しました。

損害保険事業は素晴らしいビジネスですが、巨大台風や自然災害といった不可抗力(テールリスク)による年間業績のブレが発生します。リタイア後の「毎年の計算できる配当収入」を最重視する場合、より収益源が多角化されているオリックスに配分を譲る形としました。
3. オルカン(コア資産)でのカバー率が高い
東京海上ホールディングスは時価総額が非常に大きく、日本の株式市場や全世界株式インデックス(eMAXIS Slim オール・カントリー等)の主要上位構成銘柄です。
コア資産でインデックス投資(オルカンやTOPIX)を保有していれば、市場全体を通じてすでに相応の規模で東京海上の成長と配当の恩恵を享受できています。そのため、サテライトの個別株枠ではあえて「商社(インフレ対策)」や「イオン(優待・QOL)」、「ソニー(成長)」といったインデックスとは異なるエッジを持つ銘柄に枠を割り振りました。
まとめ:銘柄追加・入れ替えの第一候補
東京海上ホールディングスは、間違いなく日本の「累進配当銘柄」のトップランナーです。
・「7銘柄」という厳格な制約を守るためのセクターバランス上、今回は涙をのんで外した
・もし「8〜10銘柄まで枠を広げる」場合や、「オリックスから入れ替える」場合には、真っ先に組み込むべき第一候補となる銘柄です。
〇おわりに
いかがでしたでしょうか。
「単に良い銘柄を集める」のではなく、「全体のセクター比率」「テールリスクの許容」「コア資産(オルカン)との重複」まで計算に入れてポートフォリオを構築する——。この思考プロセスには本当に感服させられました。
AIの進化により、回答の精度や深みは日々洗練されてきています。みなさんも資産運用の「頼れる相棒」として、AIを活用してみてはいかがでしょうか。
【関連記事】
プロンプト(指示書)の作り方を過去の記事でも解説しています。ぜひあわせてお読みください。
👉Gemini 3と描く出口戦略:『こだわり』と『税制』を両立させるプロンプト(指示書)の書き方(2026年1月31日公開記事)
👉Gemini 3を「忖度のない究極のFP」に変える魔法のプロンプト “向上編”(2026年1月26日公開記事)
👉Gemini 3を「忖度のない究極のFP」に変える魔法のプロンプト ”はじめの一歩”(2026年1月23日公開記事)
【ご留意事項】
本記事は管理人の投資体験、および分析プロセスを共有するものであり、特定の投資商品や売買を勧誘・推奨するものではありません。実際の投資判断は、必ずご自身の責任において行われますようお願い申し上げます。